メディア向けODA(政府開発援助)プレスツアー開催

 2016年11月24日、在パキスタン日本大使館は、JICAパキスタン事務所と共に、現地メディア向けODAプレスツアーを実施し、主要紙やTVなど、合計15名のメディア関係者が参加しました。
 
 このプレスツアーは、日本のODAの現場を現地メディアに紹介し、メディアで取り上げられる機会を増やし、もってパキスタンの政府関係者、知識層および一般国民の皆様への情報発信を強化することを目的としています。
    
 今回のプレスツアーでは、首都イスラマバードにある、我が国支援の代表的なプロジェクトサイト、パキスタン医科学研究所(PIMS)及び建設機械技術訓練所(CTTI)の二ヶ所を訪問しました。さらに、当館の原田参事官(経済・開発班班長)と意見交換を行う機会を設け、我が国開発協力の考え方や実績等についてさらに理解を深めてもらうとともに、今後の日・パキスタン間の協力についても率直な話し合いを行いました。

 パキスタン医科学研究所(PIMS)は、我が国が1980年代の設立当初から支援してきた地域医療の拠点となる病院兼教育機関です。日本の得意とする母子保健分野を中心に継続して支援を行ってきており、小児病院、母子保健センター及び看護大学・医療技術養成学校の建設を支援したほか、様々な医療器材の供与、そして日本人専門家の派遣やパキスタン人関係者に対する日本での研修実施など、人材育成にも努めてきました。
(関連記事:http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/about/hanashi/page23_000571.html


 一方、建設機械技術訓練所(CTTI)は、土木工事や自動車生産を担う技術者を養成している職業訓練校です。パキスタンでは建設や自動車産業の現場を支える中堅技術者が不足している実情を踏まえ、校舎や寄宿舎の建設・拡張を支援したほか、日本人専門家の派遣によるカリキュラムや教材の作成支援、また研修機材の供与なども行いました。ここでは、テロリストの温床とも言われる連邦直轄部族地域(FATA)からの若者も多く受け入れており、職業訓練を通して、イスラム過激思想に走る若者を減らすとともに、開発が遅れているFATAの発展にも貢献できる人材を育成しています。
 
 参加したメディア関係者からは、長年に亘る日本とパキスタンの友好協力関係を学ぶことができ、非常に有意義であった、日本の協力の現場を見ることによって、より日本の支援を身近に感じることができた、今後も日本の質の高い技術による協力、先進的な取組に注目していきたい等の声が聞かれました。

 在パキスタン日本大使館は、今後もパキスタンのニーズに合致した、質の高い協力を実施し、両国間の友好関係を促進していきます。